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「『クロワッサン』症候群」の誤り

この結婚と言えば「『クロワッサン』症候群」。この作品にひそむ基本的な間違いを指摘する

「『クロワッサン』症候群」(一九八八年、文藝春秋)lこの本の題名を初めて見たとき、「クロ
ワッサンも偉くなったもんだなあ」と思ったのが、私の正直な感想だった。
「シンデレラ・コンプレックス」『ピーターパン・シンドローム』『ウェンディ・ジレンマ」
など、カタカナで書かれた、これらの社会現象のウエイヴに乗っかって、ついに媒体の固
有名詞を冠した病気が現われたのか。これはとりもなおさず、「クロワッサンがいかに
社会に浸透し、強い影響力を持った雑誌であるかを示している。
私も「クロワッサンは他の雑誌に比べるとよく読むほうである。美容院での待ち時間
に、『アンアこと『ウィズ」と「家庭画報」と『クロワッサン』があれば、迷わず『ク
ロワッサンを選ぶ。ファンとまでいかなくても、シンパ程度の好感は持っている。この
本は「クロワッサンを称養した本なのか、はたまた批判した本なのか、読んでみる気に
なった。
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この本の著者、松原惇子氏によれば、「クロワッサン症候群」とは、一九七八年から一
九八一年ぐらいまでの間に『クロワッサン』に代表される当時の女性誌を読んで生き方を
決定してしまい、結婚できずにもしくは結婚しても、現在不本意な独身生活をしている
女たちの陥る症候群だという。